(あの感触は・・・・ラチルメチルの胸・・・・・?)
軽いときめきを感じながら、鬱井は再びスレをリロードする。
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630 イノセンスキモハゲ ◆YsomnAZ8yo sage New! 2005/06/09 (木) 23:28:43 ID:vtlQC/6t
( ゚Д゚)y─┛~~
フハハハハひっかかったな鬱井!!
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まずい・・・・嵌められた。
これはイノセンスが仕掛けた罠だったのだ。この後のイノセンスの発言次第では、鬱井は変態の汚名を着せられてしまう。
すぐに弁解しなければ、鬱井はスレに書き込もうと急いでキーボードに手を伸ばした。
しかしキーボードはコーヒーまみれである。
「あああああああもう!!!!」
・・・・・デスクトップ型PCのキーボードの場合、何かをこぼしても
すぐに綺麗に水洗いして乾かせば助かることもあると聞いたことがある。
鬱井はキーボードのコードをPCから引き抜き、洗面所へ運んだ。
ついでに、テーブルの上のコーヒーを吸ってコーヒーまみれになってしまったYシャツも脱ぎ捨てた。
ドライバーまで持ち出してキーボードを分解し、丹念にすすいだ後ドライヤーで乾かす。
「お兄ちゃーん。なにやってるの?」
何十分も洗面所でガタガタやっている俺を不審に思ってか、妹が覗きにきた。
「いや、ちょっとコーヒー溢しちゃって」
「本当?・・・・また、難民スレ見てパソコンに向っておもいっきり飛ばしちゃったんじゃないの?」
「黙れ腐女子」
「ふふふ・・・・・・・」
いくら俺でもキーボードの上にぶちまけたことは無いのに、
と、ぼやきながら鬱井はドライヤーで乾かす作業に専念し続けていた。
そんな鬱井の姿を見て妹は、怪しい笑いを残して去っていった。
(今ならお兄ちゃんの部屋に入っても気づかれない・・・・・一体何を見てたのかな?うふふ)
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