ダンボール箱はどんどん川を下り、いつしか、どう考えても関東平野にこんなもの無かったはずなのにという感じの
深い森の中に入っていった。
暫く森の中を進むと、小さな明かりが二つ灯っているのが見えた。
近づいてみるとそれは、二人のかわいらしい女性だった。
二人は似たような姿をしていたが、片方はおとなしい雰囲気、もう片方は無邪気な感じがする。
この二人を見た参号丸が叫んだ。
「こんにゃくさんとショボーンちゃんキター!!」
(( ヽ( ))
ミヽ ノ从ハ ヽ彡
\\(´△`) // こんにゃくさんとショボーンちゃんキター!!
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`;:´;;``;:',/⌒ヽ
ヽ;;`;:`( /\\ ))
/ヽ;´;´ .`ヽミ.
( /ノ|ヾ\
\)´^'^'´'`
彡ヽ
「鬱井さん、バレスレ見ました。妹さんが・・・」
「許せん奴でつね、キモハゲは!!私達も加勢しまつ!!」
どうやら皆バレスレを見て、鬱井の妹が誘拐されたことを知ったらしかった。
おそらくマガフライもそうなのだろう。
なるほど・・・・バレスレの異常なまでの伸び具合は、このことが原因だったのだろうか。
「仲間は多い方がいいよね。さあ二人とも早く早く」
参号丸は尻尾を器用に動かしながら、岸に近づいて二人を乗せた。
「もう一人くらい乗れそうでつね・・・」
「誰かいないか、探してみよう」
マガフライ、こんにゃくしゃ、ショボーンは、それぞれ携帯を取り出した。
「この時間帯に起きてる人といえば・・・・あ!この人がいいでつ!!」
ショボーンは他の二人に、携帯を見せた。マガフライ、こんにゃくは、それを見て頷く。
「呼び出してください。こんにゃくさん。お願いしまつ」
。*
_人 ∧ ∧*・ *。゚
ヽ( ( ゚Д゚)(´・ω・) ★* ,,_
__ノ从ハ、( )、 ( )./ ,'|3∧_∧ーっ
/ (´△`ヾ、:, >.:>: > >:l ∩´・ω・`)/\
〜/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\/〜
〜三三〜三〜三〜三〜三三〜三〜三三 ̄´´〜
〜 三 三 〜三 〜 三 〜三 〜
こんにゃくは、どこからともなく杖を取り出し、それを星空に向って振りかざした後、水面にそっと降ろした。
そうすると、水面が先ほど何度も見たPCの画面のように、虹色に輝き始めた。
段ボール箱は虹色に揺れる水面の上で不安定に揺れている。
ショボーンは、その意外と豊満な胸元からおもむろに、赤いロザリオを取り出し、虹色に輝く水面にそっと降ろした。
。 * ゚ o
O *゜○
゜o 。
* o ∧ ∧
O。 (・ω・`)
゚. 。゚ * ⊂( )
○゜〜 V | ̄ ̄ ̄ ̄
* ゚ o 〜 ╋ 三〜三〜
三〜 三〜 〜 三 三 〜
そして、暫くすると、
「はあああああああ!!メロたん!!俺のかわいいメロたん!!」
水の底から声が聞こえたような気がした。
「かかりまつた!!!!大成功でつ!!!」
ショボーンがロザリオを引き上げると、そこには十字架を咥えたKIRAがくっついていた。
。 * ゚ o
O *゜○
゜o 。 ザパァ
* o(*'-')つ╋ かかりまつた!!!!大成功でつ!!!
O。 ∧ ∧ ∧
゚. 。゚ * ∩(・ω・`)
○゜〜 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
* ゚ o 〜 三〜三〜
三〜 三〜 〜 三 三 〜
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