鬱井、アンニュイ、KIRAは、淀んだ水の中で目をさました。
鬱井「あれ。水の中なのに息ができる・・・」
アンユイ「この水・・・・臭い・・・・腐臭がする・・・・」
蟹玉「その通り」
三人の目の前には、大きな口をあけた蟹玉キモハゲがいた。
蟹玉「この水は、攻め属性をもつ者と受け属性をもつ者を瞬時に分離する能力を持っています
それ故、受けであるこんにゃくしゃ様、ショボーンちゃん、マガフライは上へ・・・・
そうですね・・・今ごろどこかの海岸にでも打ち上げられていることでしょう。
そして、攻めであるあなた方三人は海底へ沈んだのd・・・・・・いたたたたたたたたたたたた!!!!!!!!」
鬱井「KIRA!!またか!!」
アンユイ「カニバリズム!!!!!!!!」
KIRAは、巨大な蟹であるかに玉のハサミの付け根に豪快に噛み付いていた。
蟹玉「鎖骨が!!さこつがあああああああああ!!」
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KIRA「あ、ごめんなさい、蟹。つい出来心で・・・・おなか空いてるの
もうしないから許して」
蟹玉「・・・もう食べない?」
KIRA「うん、ごめんね蟹」
蟹玉「わかった・・・許してあげる・・・・いたたtたたたた」
鬱井「ツンデレキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!」
KIRA(計画通り・・・あと数週間待てばコリコリの軟骨ができるはず・・・・・ふふふ)
アンユイ「そんなことよりさー、蟹玉。お前も一応キモハゲ族だよね?」
蟹玉「あ、そうそう!忘れてた!!」
蟹玉は石膏で折れた鎖骨の周辺を固めながら、その大きな口を開いた。
中は薄暗い洞窟になっている。
蟹玉「ここがキモハゲ城の入り口だよ。妹を救いたければ来いって、本家が言ってた」
アンユイ「・・・・・・・・」
KIRA「・・・・・・・・」
鬱井「行くしかないよな・・・・」
鬱井(明らかに罠だとは思うが・・・・・)
蟹玉「洞窟の中は迷路のようになっているから気をつけて。
キモハゲ城に行くための道は、分かれ道の度に順番に右、左、右、左です。
頑張って妹さんを助け出してくださいね。
ちょっとでも違う道に踏み込んだら、命の保障はできないよ・・・・・」
三人は、暗い廊下をゆっくりと慎重に進んで行った。
一筋の光も無い真っ暗な空間だったが、幸いなことに、
こんにゃくさんかショボーンちゃんが落としたらしいランタンが手元にあった。
鬱井「・・・・・・・・」
アンユイ「大丈夫。本家はともかく、蟹は嘘つかないよ。道順を間違えなければ平気」
KIRA「・・・・次を左・・・」
その時、前方の暗闇でガサゴソと何かが動いている音がした。
KIRA「?!」
鬱井「誰だ!!」
?「・・・・ぁぁ・・・どぉしよう・・・キモハゲに怒られちゃうー」
鬱井はランタンを掲げて、その謎の生き物を照らし出そうとした。
そのとき鬱井の目に飛び込んだものは。
鬱井「はあはああああああああん!!!!」
そこには、身長1Mほどの、うさみみを生やしたLがいた。
懐中時計をみつめながら人差し指をくわえている。
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\ ∩ ∩ /
\ ,V‐-V、 /
\ <从从ハヾ /
八G_Gリミ_。_・・・・ぁぁ・・・どぉしよう・・・
i~ O ⊃(┌) キモハゲに怒られちゃうー
乂_J,J  ̄:
:
うさみみLは、ランタンの光に照らされると、びくっとして鬱井の顔を見つめ、そのまま暗闇の中に逃げ込んでしまった。
鬱井「えるたん!!えるたあああああん!!会いたかったよ!!君がいなくてどれほど寂しかったか!!」
アンユイ「ちょっと、うっさんそっちは!!」
KIRA「あああああああもうLヲタうぜええええええええええええ!!!!!!」
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