「本物???」
「証拠うp」

「( ・Д・)y─┛~~ 表紙」

「うわああああ」
「キタ!!」
「ワロスwwwwww」

「( ・Д・)y─┛~~ ジャンプがバラバラになった」

「またキターーー!!!」
「環キモ乙!!」
「デスノマダー?チンチン」

「( ・Д・)y─┛~~ スキャナがぶっ壊れた」

「え・・・?」
「嘘だ!!嘘だと言ってくれ!!」



KIRA「何ださっきの嘘バレじゃないか。騙された畜生」
伝 「悪い悪い」
アンユイ「やっぱり伝説か。乙」
鬱井「つぐみじゃなかったのか・・・すまんね、伝キモ」

ショボーン「あ、アンニュイさん。このライター海に落としてましたよ」
アンユイ「本当?ありがとー」


空を燃やしていた炎の勢いは徐々に消えてゆき、
気がついた時には、皆の上に、雲ひとつ無い青空が広がっていた。
城の主が死んだことで、この森を包んでいた永遠の暗闇も去ったようだ。


イノセンス「さて、うpも手に入ったことだし、ぼちぼち解散するか。
     家に帰りたい奴は、イノセンス堂前にある池に集合」

鬱井「・・・あ、イノセンス堂!!忘れてた!!
   お前のところでウイルスに感染したと思うんだけど、あれワクチンある?」

イノセンス「ん?ワクチン?ああ、あのことね。
    はいどうぞ」

イノセンスは七色の液体が入った注射器を、鬱井に渡した。


「ぶっちゃけもう総督死んだしどうでもいい」



こうして一同は、イノセンス堂へと向かった。

しかし、こんにゃくは一人、皆に気づかれないようにこっそりと、
違う方向へと歩いていった。



イノセンスは池の傍に、パソコンを一台設置した。
そしてケーブルを取り出し、その一方の端をパソコンに繋げ
もう一方の端を池の中に放り込んだ。
すると池の表面が、虹色に輝き始めた。

イノセンス「この池に入ると、それぞれ自宅のPCの前に自動的に転送される。
     10秒しか持たないから帰りたい奴は早く飛び込め。」

アンユイとKIRAは勢い良く飛び込んだ。
ショボーンもそれに続いた。


妹 「ああよかった!やっとおうちに帰れる」

鬱井3兄弟も、そろって仲良く飛び込んだ。

姉 「ん・・・?あ!えるたんを捕まえるのを忘れていたわ!」
鬱井「!!!!!しまった!!
   姉貴早くそれを

            言ってくれ

                      れば・・・」


トプン


鬱井は気がつくと、自室のPCデスクの前に座っていた。




こんにゃくは、カーネーションの茂みの傍に立ち、
その中で眠るうさみみえるたんを見つめていた。


こんにゃく(カーネーション・・・
       春から夏にかけて咲く、ナデシコ科の多年草です。
       原産地は地中海沿岸で、古くから神々に冠にして捧げられていました。
       そして・・・
       ピンク色のカーネーションの花言葉は、

       「あなたを熱愛する」・・・)


こんにゃくは、鬱井が先ほど、このうさみみえるたんに対して行った
あの熱烈なキスのことを思い出していた。

えるたんは、小さな桃色の花びらのような唇を少しだけ開いたまま、
未だ意識を失っている。

こんにゃくは、その小さな唇に、自らの唇をそっと近づけた。


こんにゃく「す・・・すみません、うさぎさん。
      でも、ちょっとだけ・・・失礼します・・・」

      (間接キスだなんて・・・
       でも・・・許してくれますよね?鬱井さん・・・)


キスを終えたこんにゃくが唇を離すと、

突然、えるたんがふんわりとした桃色の光に包まれた。

そして、その光が消えると同時に、
えるたん・・・否、おっかけは、うっすらと目をあけた。


おっかけ「・・・あれ? うわあ!!!こんにゃく者様?!?!」
こんにゃく「?! お、おっかけさん・・・」

おっかけは、自分が元の姿に戻っていることに気づいた。
こんにゃくのキスで、おっかけにかけられていた魔法が解けたのだった。


こんにゃく「ご・・・ごめんなさい、勝手に、その・・・」

おっかけ「??」

こんにゃく「い、いえ、なんでもないです。
      それより、もう鬱井さんの妹さんも無事に見つかって、
      皆さんそれぞれお家へ帰ってしまわれました・・・

      もうイノセンスさんたちもどこかへ行ってしまったようですし、
      船も飛行船も見当たらないので・・・

      おっかけさん、一緒に歩いて帰りませんか?」

おっかけ「え?!・・・はい、喜んで」


二人は仲良く並んで歩きながら、城を離れ、森の中を通り過ぎて行った。


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