一方その頃。


( ゚Д゚)y─┛~~ <ついに!!ねんがんの!!「うついのいもうと」を!!てにいれたぞ!!!!


キモハゲ城の一角にこだまする雄叫び。
彼こそが、20匹見たら600匹と噂されるキモハゲ十字軍のトップ、本家キモハゲ(全角カタカナ)である。

深い森の奥にひっそりとたたずむ古城・キモハゲ城。その地下に鬱井の妹は幽閉されていた。


( ゚Д゚)y─┛~~<鬱井本人を連れてくるようにと、イノセンスには言っておいたのだが
          ちょうどいい・・・・
          妹を人質に取れば、奴を良いように操ることができるぜ、ヒャッハー!!

「おにいちゃん・・・・・うぅ・・・っ・・・ひっく・・・・」
地下牢の片隅に響く、うら若き女子高生の鳴き声・・・・



「信じてたのに・・・・・おにいちゃんと本家はラブラブだって、信じてたのに!!うわあああん」


(;゚Д゚)y─┛~~<・・・・・

  腐かよ     腐だな    腐スね
      腐女子か    腐だ
  ( ゚Д゚)y─┛~~( ゚Д゚)y─┛~~( ´3`)y─┛~~
  ∨) ) ( ゚Д゚)y─┛~~( ゚Д゚)y─┛~~
  ノ ̄> ∨) ) ノ ̄> ∨) ) ノ ̄>   。☆  * ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒☆  *
        ノ ̄>       ノ ̄>           ☆ .人   人    ノ    ☆
                           ☆ *./  \/  \./ ☆ *
                             * ゚ ゜ + 。*゜゜+。*゜゜ ゜+ 。 。*
                       信じてたのに・・・・・おにいちゃんと本家はラブラブだって
           ううぇっ・・・        信じてたのに!!うわあああん!!
                                 ∞゙ ̄"'、
           :::(;゚Д゚)y─┛~~            ;゙TロT l
           :::::く) ):                  l   ∪;゙
           :::ノ ̄>:                  l  i  /
                                  し∪
                         .。*゜゜+ 。 。* ゜゜+。*  。 *゜
                         ☆  * ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒☆  *
                            ☆ .人   人    ノ    ☆
                          ☆ *./  \/  \./ ☆ *

(;゚Д゚)y─┛~~ <なんと!!「うついのいもうと」は 腐っていた!!!!


キモハゲの悲鳴はいつまでもいつまでも地下牢でエコーし続けた。


一方その頃、キモハゲ城の東の外れにあるイノセンス堂では、数十匹のイノセンスたちが精力的に活動していた。
ある者はバレスレに張り付き、またある者は虹色画面と格闘する。

イノセンス01「俺のPCもラチメチと繋がんねーかな・・・・鬱井テラウラヤマシス」
イノセンス02「ぎゃあああああああああ!!!」
イノセンス大勢「?!?!」

イノセンス02のPC画面からは、15cmほどの赤黒い物体が突き出していた。

イノセンス03「ち○こだな。」
イノセンス01「ああ、ちさこだ」
イノセンス04「硫酸でもかけとけ」
イノセンス02「はい」

楽しげな虹色画面組みとは裏腹に、バレスレ組みの活動は滞っていた。

イノセンス09「かれこれ3時間近くバレスレに張り付いてるわけだが」
イノセンス08「鬱井は全く反応しない」
イノセンス07「スレを見ているのか見ていないかだけでも解らないものか」
イノセンス04「・・・・アンニュイキモハゲなら鬱井のPCを覗けるかもしれない」

依頼を受けたアンニュイはすぐさま専用PCを立ち上げ、そこにイノセンス堂で抜き取った鬱井のIPアドレスをを打ち込んだ。

誰もいない鬱井の部屋で、点けっぱなしになっているPCの画面が渦巻き始める。

イノセンス01「何分くらいで侵入できる?」
アンニュイ「俺のスキルなら3分とかかりません。侵入している間はそちらと連絡取れなくなりますが宜しいですか」

(久々だから上手くいくかな・・・・)
アンニュイはおもむろに、自らの肩の関節を外すと、上半身裸になった。
そして、先ほど立ち上げたPCの画面に頭をつっこみもがくこと約2分、アンニュイは鬱井の部屋に転がり落ちる。

「ああぁきっつーーーー・・・・あ、やっぱりうっさんいないのか。ラッキー」


急いで一旦渦巻くウィンドウを消し、2chブラウザを覗く。
「あれー全然ログ取ってないや・・・・よし、俺の仕事はここまd」

その時、コンビニから帰ってきたばかりの鬱井がドアを開けた。


「あんた誰?」

「・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「ぼ、ぼく 悪いキモハゲじゃないよ!!」

       _人     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       (;゚Д゚)  < ぼ、ぼく 悪いキモハゲじゃないよ!!
      (つ . .つ   \_______________
       |.――| ヾ
       し ⌒J  ─┓ポス


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